今日は「地獄」か「天国」か。談志師匠に振り回された前座時代の1日
大事なことはすべて 立川談志に教わった第3回
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談志師匠の無茶ぶりは弟子のことを想っての一面、その裏側には優しさも持っていたのですね。社会出ると上司や先輩から仕事上で、叱咤叱責されることもあるかもしれません。でも、そこで腐ってはいけません。それはあなたを成長させようとしているのかもしれません。そんなことを思いながら聞けば、納得できることあるはずです。ひと呼吸置くことが大切ですよ。
さて、愛情の裏返しで弟子たちに無茶ぶりを強いていた談志師匠ですが、立川流では前座から「二つ目」、そして「真打」に昇進するには、厳密な基準を定めていました。次回は昇進基準と、それを設けた理由などを談慶さんに教えていただきたいと思います。