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今日は「地獄」か「天国」か。談志師匠に振り回された前座時代の1日

大事なことはすべて 立川談志に教わった第3回

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 談志師匠の無茶ぶりは弟子のことを想っての一面、その裏側には優しさも持っていたのですね。社会出ると上司や先輩から仕事上で、叱咤叱責されることもあるかもしれません。でも、そこで腐ってはいけません。それはあなたを成長させようとしているのかもしれません。そんなことを思いながら聞けば、納得できることあるはずです。ひと呼吸置くことが大切ですよ。

 さて、愛情の裏返しで弟子たちに無茶ぶりを強いていた談志師匠ですが、立川流では前座から「二つ目」、そして「真打」に昇進するには、厳密な基準を定めていました。次回は昇進基準と、それを設けた理由などを談慶さんに教えていただきたいと思います。

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立川 談慶

たてかわ だんけい

昭和40(1965)年長野県上田市(旧丸子町)出身。1988年慶応義塾大学経済学部を卒業後、㈱ワコールに入社。セールスマンとしての傍ら、福岡吉本一期生として活動。平成3(1991)年4月立川談志門下へ入門。前座名立川ワコール。平成12(2000)年12月、二つ目昇進、談志より「談慶」と命名。平成17(2005)年4月、真打ち昇進。平成22(2009)年から二年間、佐久市総合文化施設コスモホール館長に就任。平成25(2013)年、「大事なことはすべて立川談志(ししょう)に教わった」(KKベストセラーズ)出版、以来、「落語力」「いつも同じお題なのになぜ落語家の話は面白いのか」「めんどうくさい人の接し方、かわし方」「落語家直伝うまい!授業のつくり方」「なぜ与太郎は頭のいい人よりうまくいくのか」「人生を味わう古典落語の名文句」など「落語とビジネス」にちなんだ書籍の執筆。NHK総合「民謡魂」BS日テレ「鉄道唱歌の旅」テレ朝系「Qさま!」CX系「アウトデラックス」「テレビ寺子屋」などテレビ出演も多数。現在、東京新聞月一エッセイ「笑う門には福来る」絶賛好評連載中


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